トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2012/05/16

中日本高速、外環など17日に「工事開始」

 中日本高速道路会社は16日、東京外かく環状道路(外環)の新設や東海北陸自動車道の4車線化など9事業の工事開始公告を官報に掲載した。いずれも工事開始日は17日で、用地買収や工事などに乗り出すことになる。外環に関しては、東名ジャンクション(JCT)地区で本線シールドのための立坑掘削工事を2012年度内に着工させる構え。
 今回の9事業は、国土交通省が4月20日付で許可した▽外環・東名JCT〜中央JCTの新設▽名古屋環状2号線・名古屋西JCT〜飛島JCTの新設▽東海北陸道・白鳥インターチェンジ(IC)〜飛騨清見ICの4車線化▽中央自動車道・笛吹スマートIC▽東名高速道路・愛鷹スマートIC▽新東名高速道路・遠州森町スマートIC▽北陸自動車道・小谷城スマートIC▽新名神高速道路・鈴鹿パーキングエリアスマートIC▽舞鶴若狭自動車道・敦賀南スマートIC―に絡むもの。中日本高速はこれらの整備に総額3029億円を投入する。
 このうち外環の新設に関しては、関越道〜東名高速間約16`のうち▽東名JCT地区の用地買収と建設▽東名JCTから中央JCTまでの約6`の舗装・設備工事▽東名JCT〜本線トンネル間で大深度地下を利用しない部分の区分地上権の補償―を担当。許可のベースとなる日本高速道路保有・債権返済機構との協定では、舗装・設備工事(18年10月着手予定)以外は、5月から着手する予定になっていた。
 また、東名JCT地区から発進する本線シールドは、立坑を中日本高速、掘進を国交省関東地方整備局が手掛ける格好。現地では、関東地整が10月末までの予定で準備工事を進めている。
 中日本高速は外環の事業に対応するため、東京支社の八王子工事事務所を「東京工事事務所」に改組。外環と首都圏中央連絡自動車道(神奈川県愛川町〜あきる野市)を担当する部署として目黒区に移転し、14日から業務を行っている。

提供:建通新聞社