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　国土交通省は、ダム工事の従事者の働き方改革を推進するため、「ダム工事積算資料」を改定し、４月１日以降に入札手続きを開始する工事に適用する。２交替制の工事では、超過勤務を前提に最大22時間勤務で積算していたが、超過勤務とならない16時間勤務での積算に改める。
　これまでの積算資料では、２交替制の場合、拘束時間を最大24時間、賃金対象時間を最大22時間としていたが、作業員の働き方改革に配慮し、拘束時間を18時間、賃金対象時間を16時間に見直す。
　また、ダム本体のコンクリート打設のスケジュールも変更。コンクリート打設後の養生期間（４日間）を含めると、これまで打設後の打継面処理などの作業は土曜日・日曜日に作業せざるを得なかった。作業が土日・夏季休暇に当たらないように打設スケジュールを組むよう明記する。

提供：建通新聞社