トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2020/12/16

財政投融資に1・5兆 高速4車線化を加速

 国土交通省は、政府の経済対策に基づく財政投融資計画で1兆5341億円を確保する。高速道路の暫定2車線区間の4車線化では約5000億円分の事業費を計上し、災害時の機能強化を図る。空港機能の強化を図るため、関西国際空港や福岡空港の整備に2540億円を確保する。
 暫定2車線区間の4車線化は、『防災・減災、国土強靱(きょうじん)化のための5か年加速化対策』に盛り込まれた施策。財政投融資を1兆円追加し、金利負担の軽減によって5000億円の事業費を確保、災害に強い国土幹線道路ネットワークを構築する。
 優先整備区間と位置付けている880`の中から対象区間を選定し、4車線化の事業スピードを加速させる。
 2025年の大阪・関西万博に向け、老朽化した関西国際空港第1ターミナルをリニューアル。福岡空港の滑走路増設事業などの機能強化も進める。
 UR都市機構に低金利の財政融資581億円を投じ、地方都市の都市再生を実施。地方都市の低未利用地を取得し、市街地再開発事業や土地区画整理事業を促進する。また、国土交通大臣が認定した民間都市開発事業に対し、民間都市開発推進機構が金融支援を行い、経済波及効果の高い都市開発を後押しする。
 住宅金融支援機構のグリーンボンドに対しては、政府保証2200億円を措置する。省エネ性能に優れた住宅を対象に借り入れ金利を引き下げる。

提供:建通新聞社