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2020/11/30

パナソニック子会社 技術検定の不正受験発覚

国土交通省は11月27日、パナソニックから、連結子会社の社員が施工管理技士資格を不正に取得した疑いがあるとの報告を受けたとして、子会社2社に原因究明と再発防止の徹底を指示した。報告によると、施工管理技士の資格を取得していた子会社2社の社員37人に、技術検定の受験資格である実務経験に不備があった疑いがあるという。
 連結子会社は、パナソニック環境エンジニアリングとパナソニックコンシューマーマーケティングの2社。パナソニックでは、2006年にも子会社のパナソニックシステムソリューションズの社員による施工管理技士資格の不正取得が発覚し、グループ全体で再発防止に取り組んでいた。
 国交省は、子会社による原因究明と不正防止の徹底を指示するとともに、パナソニックのグループ全体としても再発防止策を講じるよう求めた。不正な手段で技術検定を受験したことが確認された合格者に対しては、合格の取り消しと、3年以内の受験禁止の措置を与える。
 技術検定をめぐっては、昨年12月から相次いで不正受験が発覚し、11月に入って国交省が設置した検討会が不正受験防止対策をまとめたばかりだった。

提供:建通新聞社