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中央ニュース

2020/11/24

次期バリアフリー整備目標を決定

 国土交通省の「バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会」は、2021年度から5年間のバリアフリー整備目標をまとめた。1日の平均利用者数が2000人以上の鉄道駅・バスターミナルを原則としてバリアフリー化する新たな目標を定める他、鉄道駅のホームドアについては期間中に3000カ所の整備を目指すとした。
 現行のバリアフリー整備目標は、バリアフリー法の基本方針に位置付けられているもの。現行の基本方針では、10年間で定めている整備目標を5年間に期間を短縮する。
 21年度以降の整備目標では、これまで1日の平均利用者数3000人以上の旅客施設としていた対象を、利用者数2000人以上でバリアフリー基本構想の生活関連施設と位置付けられた施設に拡大。鉄道駅やバスターミナルなどのバリアフリー化を促進する。
 ホームドアについては、19年度末までに858駅に設置されており、21年度以降も整備を加速。鉄道駅全体で3000カ所への設置を目指し、さらにこのうち1日の利用者数10万人以上の駅では、800カ所に整備する。
 この他、道路は重点整備地区内の生活関連道路のバリアフリー化率を70%、延べ2000平方b以上の建築物のバリアフリー化率を67%などとする目標を定めている。

提供:建通新聞社