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2020/08/18

CCUS利用料 詳細型登録4900円に修正

 
国土交通省は、10月に予定している建設キャリアアップシステム(CCUS)の料金改定で、新たな利用料金の修正案を提案している。7月31日に開かれたCCUS運営協議会の運営委員会での議論を踏まえ、技能者登録の「詳細型登録」の登録料を4900円、ID利用料を月額950円に変更。建設業団体に求めている出捐(しゅつえん)金も当初の20億円を16億円に圧縮するとしている。
 国交省は、CCUSの累積赤字の増加を受け、6月からの料金改定と出捐金の追加について業界側と協議を続けているが、現在まで合意に至っていない。新料金を決定する予定だった8月7日の運営協議会総会も開催が見送られ、現時点で開催の日程は決まっていない。
 ただ、国交省は現行の料金のままだとさらに赤字が膨らむことになるとして、10月の料金改定を諦めておらず、業界側に新料金の修正案を提示している。
 修正案によると、2段階登録方式を導入する技能者登録は、レベル判定に必要な保有資格などを含めた「詳細型登録」の登録料を4000円から4900円に見直し。本人情報のみを登録する「簡略型登録」は、前回の運営委員会で提案した2500円に据え置く。
 全ての登録事業者が負担するID利用料は、1ID当たり800円を950円に修正する。
 一方、出捐金は、18〜20年度のシステム開発費として20億円の追加を要請していたが、20年度の開発費を削減することで、総額16億円に圧縮し、業界側の理解を求める。
 
提供:建通新聞社