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2020/08/03

6月の住宅着工 10年ぶりの低水準

 
国土交通省がまとめた建築着工統計調査報告によると、6月の新設住宅着工戸数は前年同月比12・8%減の7万1101戸となり、12カ月連続の減少となった。消費増税に伴う着工の落ち込みに、新型コロナウイルス感染症の影響が追い打ちをかけた格好。6月の着工戸数としては10年ぶりの低水準となる。
 利用関係別の着工戸数は、持ち家が16・7%減の2万3650戸、貸家が13・0%減の2万6666戸、分譲住宅が7・7%減の2万0189戸だった。
 分譲住宅の内訳は、マンションが2・0%減の8422戸、一戸建て住宅が11・0%減の1万1658戸。
 地域別では、首都圏が5・7%減の2万4487戸、中部圏が23・6%減の7997戸、近畿圏が3・0%減の1万0987戸、その他地域が18・2%減の2万7635戸となった。
 全ての建築物の着工床面積は16・0%減の993万平方bで10カ月連続の減少。このうち、民間非居住用は20・1%減の332万平方bとなり、先月の増加から再び減少に転じた。主な使途別では、倉庫が39・4%減の67万平方bと6カ月ぶりに減少した。
 
提供:建通新聞社