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　政府は７月17日、「経済財政運営と改革の基本方針２０２０」（骨太の方針）を閣議決定した。今回の７月豪雨での被害や与党の要請を受け、政府原案を修正。20年度に終了する『防災・減災、国土強靭（きょうじん）化のための３か年緊急対策』後も、「国土強靭化基本計画に基づき、必要・十分な予算を確保」との記述に改めた。
　修正した骨太の方針では、社会資本整備について「中長期的な見通しの下、安定的・持続的な公共投資を推進しつつ戦略的・計画的な取り組みを進める」と追記。３か年緊急対策後の国土強靭化については、原案の「必要な予算を確保」との記述を「必要・十分な予算を確保」に修正。21年度以降の予算確保に含みを持たせた。
　骨太の方針ではこの他、新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するため、デジタル化に集中投資する「デジタルニューディール」を推進すると記載。次期社会資本整備重点整備計画には、デジタル化・スマート化を原則とする方針を盛り込む。
　各省庁は、今回の閣議決定を踏まえて９月末までに21年度当初予算の概算要求をまとめ、財務省に提出する。

提供：建通新聞社