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中央ニュース
2020/07/10
リニア未着工 準備工事への着手提案
国土交通省は、リニア中央新幹線の早期開通と大井川の水資源・自然環境への影響の回避を両立させるため、国の有識者会議での議論と並行し、南アルプストンネルの掘削工事の前段階である坑口整備に速やかに着手することを静岡県とＪＲ東海に提案した。ＪＲ東海に対しては、有識者会議での議論が終わるまで、トンネル掘削工事に着手しないことも求める。
静岡県は、大井川の水資源に悪影響があるとして、南アルプストンネル整備工事のトンネル掘削工事に着手することを認めていない。これにより、ＪＲ東海は、２０２７年の東京～名古屋間の開業が困難になるとの見解を示している。
国交省は、有識者会議での議論とトンネル掘削の前段階の工事（宿舎整備、坑口整備など）を並行して進めることを提案。これらの工事に速やかに着手できれば、全体工程を前倒しできるとした。
ＪＲ東海には、トンネル掘削工事に〝なし崩し〟に着手するという懸念を払しょくし、有識者会議の議論を踏まえ、必要な工事内容の変更に応じるよう求めた。
提供：建通新聞社
静岡県は、大井川の水資源に悪影響があるとして、南アルプストンネル整備工事のトンネル掘削工事に着手することを認めていない。これにより、ＪＲ東海は、２０２７年の東京～名古屋間の開業が困難になるとの見解を示している。
国交省は、有識者会議での議論とトンネル掘削の前段階の工事（宿舎整備、坑口整備など）を並行して進めることを提案。これらの工事に速やかに着手できれば、全体工程を前倒しできるとした。
ＪＲ東海には、トンネル掘削工事に〝なし崩し〟に着手するという懸念を払しょくし、有識者会議の議論を踏まえ、必要な工事内容の変更に応じるよう求めた。
提供：建通新聞社
