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　国土交通省は、「建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を改訂し、現場の熱中症リスクを軽減するための対策を追加した。熱中症リスク軽減に効果のある、空調機能が付いた作業服、冷感素材のマスクスポットクーラーの設置などの事例を拡充。屋外で人と十分に距離を確保できる場合は、マスクを着用しないことも現場で周知するとした。
　ガイドラインは、建設現場やオフィスで３密を回避するための基本的な感染予防対策を整理したもの。感染予防対策に伴う熱中症リスクを軽減するため、熱中症予防として各現場で行っている事例を追加した。
　具体的には、マスク着用による体温上昇を回避するため、フェースシールドや冷感素材のマスク、空調機能がある作業服、首掛けクーラーなどの着用を推奨。現場にスポットクーラーや扇風機、ドライミスト発生装置を設置することも推奨した。
　屋外作業の現場では送風機で通気性を確保したり、テント付きの休憩所を設置することも求めた。
　また、少なくとも２�b以上の人と人との距離を確保できる場合は、マスクを外すことも推奨した。
　感染拡大の防止に向けては、従業員に対し、厚生労働省が無償提供している接触確認アプリ「ＣＯＣＯＡ」の利用を呼び掛けることも求めた。

提供：建通新聞社