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日本建築家協会（ＪＩＡ、六鹿正治会長）は、ＮＰＯ法人建築家教育推進機構（和田章理事長）と協力し、建築を学ぶ学生を対象とした経済的支援を開始する。内容は建築学科などの大学生・大学院生の学業や研究（論文作成など）に対し、一人当たり10万円の助成金を50人程度に給付する。
　応募資格は国内の建築系の大学生と大学院生。専門分野が建築関系（意匠・構造・設備など）であること。応募条件は個人による応募。応募点数は各一点。選定は選定特別委員会をＮＰＯ法人建築家教育支援機構に設置して実施。委員長名、委員名は選定結果発表時に公表する。応募期間は６月15日まで。メールは必着、郵送は消印有効。６月下旬に助成対象を発表する予定。
　新型コロナウイルスによるパンデミック（世界的大流行）が深刻さを増し、学業や研究に多くの影響が出ている学生の心情を受け止め、「将来の建築業界を担う学生が、この困難をしっかりと乗り切る⼀助となるよう願っている」と企画の意図を話した。
　寄付金の増加が見込めれば、助成対象人数を拡大する予定。助成対象者には、日本建築家協会学生会員の資格を優待して付与する。
　問い合わせ先は、日本建築家協会　担当・筒井、北澤　電話０３（３４０８）７１２５。詳細は日本建築家協会のホームページ（http://www.jia.or.jp/）参照。

提供：建通新聞社