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中央ニュース

2020/05/18

19年度の受注総額5・2%減


国土交通省がまとめた建設工事受注動態統計調査報告によると、全国の建設会社が2019年度に受注した工事の総額は、前年度比5・2%減の82兆4209億円となり、前年度の増加から再び減少に転じた。消費増税の駆け込み需要が一部にあった前年度の反動で、民間からの元請け受注高が15・1%減と大幅に減少した。
 受注総額のうち、元請け受注高は9・5%減の54兆5400億円、下請け受注高は4・4%増の27兆8809億円だった。
 元請け受注高のうち、公共機関からの受注は6・8%増の16兆6559億円、民間からの受注は15・1%減の37兆8841億円だった。調査に現在の推計方法を採用した13年度以降で見ると、民間工事は過去7年で5番目、公共工事は2番目に高い水準となる。
 1件500万円以上の公共工事の受注総額は、7・7%増の15兆9670億円となった。国の機関からの受注が6・5%増の5兆4834億円、地方の機関からの受注が8・3%増の10兆4836億円だった。
 民間の建築・建築設備工事(1件5億円以上)の受注総額は16・1%減の9兆7509億円。受注規模の大きい発注者別にみても、製造業が9・7%減の1兆9020億円、不動産業が4・1%減の3兆6197億円、サービス業が42・9%減の1兆9257億円となり、いずれも前年度の受注額を下回っている。
 民間からの土木・機械装置等工事(1件500万円以上)も7・9%減の6兆9746億円と前年度の受注額を下回った。
 
提供:建通新聞社