国土交通省は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年度技術検定を中止・延期すると発表した。1級技術検定は、4職種(建設機械、土木、建築、電気工事)の学科試験を10月以降に延期。土木・建築・電気工事の実地試験も12月以降に延期する。2級技術検定は6月を予定していた前期試験(建設機械を除く)を中止する。試験会場での新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための措置。
1級技術検定は、6月14日の建築と電気工事、同月21日の建設機械、7月5日の土木の4職種の学科試験を10月以降に延期する。土木・建築・電気工事の実地試験も12月以降に延期する。延期後の日程が決定しだい、各試験実施機関のホームページ上で公表する。年2回実施している2級技術検定は、6月に予定していた前期試験を中止(建設機械は延期)する。
土木、管工事、電気通信、造園の4種目の試験を実施している全国建設研修センターでは、受験予定者に5月中に通知し、改めて受験の意思を確認する。中止する2級技術検定の前期試験については、20年度の受験を取りやめる場合、受験料を返金する。
建築、電気工事の2種目の試験を行っている建設業振興基金は、中止する2級技術検定(前期試験)の受験予定者に対して受験手数料を返金。後期試験の受験を希望する場合は、改めて申し込んでもらう。
提供:建通新聞社