国土交通省は3月16日、建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録情報を活用した「建設技能者の能力評価制度」で、「橋梁」「海上起重」「保温保冷」「消防施設」「ALC」の5職種の関係団体から能力評価基準の申請を受け付けた。17日に認定する。基準の認定は、今回5職種を認定することで、合計19職種を認定したことになる。
能力評価基準の策定主体は、「橋梁」が日本橋梁建設協会、「海上起重」が日本海上起重技術協会、「保温保冷」が日本保温保冷工業協会、「消防施設」が消防施設工事協会、「ALC」がALC協会の各団体。
CCUSに登録されている技能者の就業日数と保有資格に応じ、技能者の技能レベルを4段階で評価するための基準を定めた。建設技能者の能力評価制度については、能力評価基準を策定した能力評価実施団体で構成する「建設技能者能力評価制度推進協議会(仮称)」が3月中に発足する。
4月からは、国交省が国費で開発した「レベル判定システム」も稼働し、能力評価基準が認定された職種で技能者からの評価申請を受け付ける。
提供:建通新聞社