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2020/03/16

中古マンション購入価格 5年で2割上昇

 国土交通省が住宅購入者らを対象に行った調査で、三大都市圏の分譲マンション(新築)の購入価格が5年前と比べて14・2%増、中古マンションが22・9%増と、いずれも上昇傾向にあることが分かった。購入者の年収と購入価格を比べると、分譲マンションが年収の5・6倍、中古マンションが4・0倍に当たる調査結果が出ている。
 国交省が「住宅市場動向調査」として毎年度行っている調査で、今回は2018年4月〜19年3月に住み替え・建て替え・リフォームを行った3668世帯が回答した。
 三大都市圏の分譲マンションの購入価格は、5年前の15年度調査で平均3903万円、年収倍率5・2倍だったが、今回は平均4457万円、年収倍率5・6倍まで伸びた。中古マンションの価格も上昇しており、15年度の平均購入価格の2234万円(年収倍率3・4倍)から2746万円(同4・0倍)へと大幅に上昇した。
 中古マンションの購入者に住宅選択の理由を聞くと「価格が適切だったから」との回答が15年度は68・8%だったが、今回の調査では57・2%と11・6ポイント低下。分譲マンションの価格上昇が中古マンション市場にも影響した格好だ。

提供:建通新聞社