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2020/03/16

五輪と復興を支える建設業チーム10人が参加 聖火リレー

 東京2020オリンピックの聖火リレーに、東京建設業協会の飯塚恒夫会長など、東日本大震災の復興に携わる建設業の経営者や技術者、技能者ら10人が、「オリンピックと復興を支える建設業チーム」として参加することになった。
 同チームは、日本建設業連合会と全国建設業協会、全国中小建設業協会、建設産業専門団体連合会の会員企業に所属する10人。リレーが福島県内でスタートする3月26日、南相馬市内の約200bをチームで走る。時間は午後6時37分〜7時7分の間の数分間。
 同チームでは「住宅やビルなどの建設、道路の修復、護岸の復旧、除染事業などの建設工事によって、福島の皆さんが力強く立ち上がり、笑顔を取り戻すお手伝いができたことを誇りに、福島から東京へ、復興とオリンピックに懸ける熱い思いを聖火に託して届ける」としている。
 チームのメンバーとリレーへの応募動機などは次の通り(敬称略)。
 富井賀子(大成建設)―常磐自動車道4車線化に従事▽守屋桂(鹿島)―福島第一原子力発電所凍土遮水壁工事などの設計に従事▽飯塚恒生(東急建設)―復興事業に携わる建設会社会長▽渡邉大輔(渡辺組)―復興事業に携わる建設会社社長▽石田慎一郎(ナスキー)―東日本大震災の復興事業で多大な貢献▽工藤壮志郎(ファインテック)―東日本大震災の復興事業で多大な貢献▽遠藤英仁(東海建設)―型枠大工の職人で、特に復興公営住宅整備に多く参画▽長谷川昌弘(中央建設)―コンクリート圧送の職人で、コンクリート圧送ポンプ車を代用して原発の冷却に貢献▽長谷川明正(大崎建設)―機械土工の職人で、除染作業、中間貯蔵施設工事などに参画▽竹内寛(大木組)―躯体(鳶)職人で、福島関係の復興工事に参画

提供:建通新聞社