国土交通省は3月3日、アパ建設(現在はアパマンションに継承)が施工した共同住宅のうち、旭物産が製造・出荷した防火サッシを設置した21棟が国土交通大臣認定の仕様に適合しておらず、建築基準法違反の恐れがあることを明らかにした。アパマンションは建築基準法に適合させるための改修を行う方針。国交省はアパマンションに対し、所有者への説明と行政機関への報告、早期の是正措置を求めている。
建築基準法違反の恐れがあるのは、2002年から05年にかけて竣工した21棟。外壁の開口部のうち、延焼の恐れがある部分について、防火設備とすべき開口部の仕様が大臣認定の仕様に適合していない可能性がある。
本来、網入りの単板ガラスとすべきサッシを、網入りの複層ガラスで施工していたという。
アパマンションが相談窓口を設置している他、住宅リフォーム・紛争処理支援センターでも相談を受け付ける。同センターの連絡先は電話0570(016)100。
提供:建通新聞社