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2020/02/28

RCCMのCPD、4年間で200単位必要

 建設コンサルタンツ協会(建コン協、高野登会長)は、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)の登録更新に必要なCPD単位を、2020年度の登録から「4年間で200単位」とする。これに合わせて登録更新講習会やセミナーなどでのWEB活用を進め、地方在住者の負担を軽減するとともに、学習機会を増加させていく考えだ。
 RCCM資格試験制度は、建設コンサルタントの実務技術者の技術力向上と質の確保をうたった建設省(当時)の重点施策に沿って1991年に創設された、建設コンサルタント業務にとっては技術士資格と並ぶ重要な資格。2月15日現在、22の技術部門には3万2271人が登録している。
 国土交通省をはじめとする多くの発注機関の共通仕様書では、管理技術者と照査技術者を「技術士、国交省登録技術者資格、RCCMまたはこれと同等の能力と経験を有する技術者」と規定。プロポーザル方式と総合評価落札方式による業務発注の際には、RCCMは技術士と並んで管理技術者の資格要件とされている。
 RCCM有資格者がこの資格を継続利用するためには4年ごとに登録更新講習会を受講し、自身の登録を更新する必要がある。建コン協は全22部門ごとに行っているRCCM有資格者登録に、技術の進歩・向上を目的として10年度からCPD(継続能力開発)制度を導入。CPD単位を4年間で100単位取得することを義務付けていたが、CPD制度を創設してから10年が経過。社会の動向や変化に素早く対応したコンサルティングを市場に提供していくためには、さらにRCCM有資格者に技術の維持向上を求める必要があると判断した。

提供:建通新聞社