全国建設業協同組合連合会(全建協連、青柳剛会長)は2月25日、建設現場の仮囲いのデザインを競うコンテストの二次審査を行った。ビルを弁当に見立て、工程を調理工程に模した説明を仮囲いで表現するという、専門学校東洋美術学校のチーム「ピクニック」の提案を最優秀賞に選定した。審査委員長を務めた建築家の古谷誠章氏は最優秀の提案について「仮囲いの前を通る子どもからお年寄りまで、幅広く関心を持ってもらえる」と評価した。
最優秀賞の提案は、三菱地所が進める東京駅前常盤橋プロジェクトA棟新築工事の仮囲いに実際に採用される。3月にも着工し、5月12日に除幕式を行う見通し。青柳会長は「もとのアイデアを尊重しながらどう形にするのか、しっかり考えていきたい」と述べた。
コンテストには76件の応募があった。このうち16チームが1次審査を通過し、15チームが2次審査に参加した。
提供:建通新聞社