環境省は2017年度の全国の産業廃棄物排出処理状況調査の結果をまとめた。産業廃棄物の総排出量は3億8354万dで、前年に比べて約349万d(約0・9%)減少した。建設業の排出量は約7871万dで、総排出量の20・5%を占め、業種別では電気・ガス熱供給・水道業に次いで2番目に多かった。
種類別の排出量を見ると、汚泥が約1億7069万dで最も多く、全体の排出量の44・5%を占めた。がれき類は、動物のふん尿に次いで3番目に多い約5977万dで、全体の15・6%を占めた。
中間処理されたのは総排出量の約79%に当たる約3億0446万d。直接再生利用されたものは約7431万d(約19%)、直接最終処分されたものも約477万d(1%)あった。
また、中間処理された産業廃棄物の約1億7363万d(45%)が減量化され、約1億2590万d(33%)が再生利用された。
この結果、全国で17年度に排出された産業廃棄物の52・2%に当たる約2億0217万dが再生利用され、約1万7363万d(45・3%)が減量化された。最終処分量は約970万d(2・5%)だった。
提供:建通新聞社