2019年度の2級土木施工管理技術検定の「学科のみ試験」の受験者数が前期・後期の合計で2万0308人となり、前年度に続き過去最多を更新した。前年度の受験者数よりも4562人の大幅な増加となる(28・9%増)。合格者数も前期・後期の合計で1万2135人(41・2%増)となり、前年度に続き過去最多を更新している。
19年10月27日に行われた19年度後期の学科のみ試験の受験者数は8152人(種別・土木、鋼構造物塗装、薬液注入)で、合格者数は4606人。
2級学科試験は、受験資格として実務経験を求めておらず、高校生の受験者数が受験者数全体の62・7%に当たる5108人を占めた。
ただ、後期試験の受験者数は前年度とほぼ変わっておらず、19年6月2日に行われた前期試験で受験者数が大幅に増加した。前期試験の受験者数は1万2156人(合格者数7528人)となっており、前年度比56・9%増の大幅な伸びとなった。受験者数1万2156人のうち高校生は902人で、社会人の受験者数が増えたことになる。
2級土木の学科試験は、若年層に受験機会を与えるため、17年度から年2回実施している。高校生ら若年層の受験者数が増加したことにより、17年度以降3年連続で過去最多を更新するなど、受験者数が増加傾向にある。
提供:建通新聞社