国土交通省は、主任技術者の資格保有の証明などに使用される「技術検定合格証明書」の様式を改正し、氏名欄に旧姓を併記できるようにする。職場で旧姓を使用する既婚の女性技術者も、資格保有を証明しやすくするのが狙い。昨年末にまとまった「建設産業女性定着促進計画」に盛り込まれた措置。
公共工事では、入札参加時に配置する技術者の保有資格を確認する資料として、技術検定合格証明書の写しを発注者に提出する(監理技術者は資格者証を提出)。
建設業法の省令を改正して証明書の様式を見直し、証明書の氏名欄に旧姓を併記できるようにする。戸籍上の氏名と旧姓を併記することで、旧姓を使用する女性技術者も資格保有を証明しやすくなる。
提供:建通新聞社