国土交通省は12月26日、建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録情報を活用した「建設技能者の能力評価制度」で、「トンネル」と「圧接」の能力評価基準を認定した=表参照=。2職種の認定により、すでに基準が制定された職種は11職種に増えた。
26日に認定された基準の策定主体は、トンネルが日本トンネル専門工事業協会(トンネル専門協、野ア正和会長)、圧接が全国圧接業協同組合連合会(全圧連、大場毅夫会長)。基準を策定した2団体は、能力評価実施団体としてCCUSに登録した技能者からの申請を受け付け、就業履歴と保有資格に応じて4段階で技能レベルを判定する。
国交省は、CCUSに登録した技能者を早期に4段階で評価できるよう、当面は登録基幹技能者講習を行っている専門工事業団体35団体に能力評価基準の策定を求めている。残る24団体についても19年度中に基準を定めるよう求める。
提供:建通新聞社