全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　自治体に遅れも　個別施設計画の策定
2019/9/25　

いいね ツイート
スクラップする
印刷
0
データを購入するDB会員に申し込む最新情報をメールで受け取る
国土交通省は、インフラ長寿命化計画のフォローアップとして、施設の適正管理に向けた点検・修繕などの２０１９年３月末時点の取り組み状況をまとめた。点検・診断結果を踏まえて施設ごとに対応方針を定める個別施設計画の策定状況を見ると、国が管理する施設はほぼ策定を完了している一方、地方公共団体の管理施設で遅れが見られた。引き続き都道府県・市区町村などを支援し、20年度の策定完了を目指す。
　フォローアップでは、道路や河川、港湾など13分野のインフラについて、点検と修繕、個別施設計画の策定状況などをまとめている。
　個別施設計画については、「砂防」と「下水道」の２分野で策定を完了。これで完了した施設は、「鉄道」と「航路標識」を含め４分野となった。
　道路施設については、国が橋梁とトンネル、大型構造物の全てで策定を完了。都道府県の策定率はいずれも90％前後となった。市区町村は橋梁については８割程度だった一方、トンネルは46％、大型構造物は57％だった。
　河川構造物とダムについても、国は既に策定を完了。都道府県は河川構造物が89％、ダムが95％だった。

提供：建通新聞社