トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2019/08/23

建設業、2018年は「入職超過」

 厚生労働省が行った2018年「雇用動向調査」の結果から、建設業の入職者数は265万9000人で入職率は10・0%、転入職者数は192万1000人で転入職率は7・2%、離職者数は243万4000人で離職率は9・2%となったことが分かった。建設業は0・8ポイントの「入職超過」だった。
 建設業の入職率は16大産業の中で10番目に高く、離職率は2番目に低かった。また、建設業の雇用動向を前年と比べてみると、入職者数は1万8000人減となり入職率は1%増加。離職者数は6万1000人減ったが、離職率は0・8%増となった。
 16大産業全体の雇用動向をみると、入職者数は7667万2000人で入職率15・4%、転入職者数は4955万人で転入職率は10・0%、離職者数は7242万8000人で離職率は14・6%。入職超過率は建設業と同じ0・8ポイントだった。
 産業別の入・離職率を見ると、入職率・離職率ともに最も多かったのは「宿泊業・飲食サービス業」。次いで「生活関連サービス業・娯楽業」―の順となり、16大産業のうち建設業など12産業が入職超過となった。
 「雇用動向調査」は、主要産業の事業所における入職・離職の状況や、産業別、職業別状況などを明らかにすることを目的に、5人以上の常用労働者を雇用する事業所を対象として実施している。18年調査では上期に8325事業所、下期に7658事業所から有効回答を得た。

提供:建通新聞社