国土交通省は、特定技能外国人の新たな受け入れ対象職種として「とび」「建設塗装」「配管」「建築大工」「溶接」などを追加する方向で検討している。各職種の専門工事業団体に10月までに意思決定するよう求めている。
現在、建設分野の受け入れ対象職種は▽型枠施工▽左官▽コンクリート圧送▽トンネル推進工▽建設機械施工▽土工▽屋根ふき▽電気通信▽鉄筋施工▽鉄筋継手▽内装仕上げ―の11職種。昨年12月に閣議決定した建設分野の分野別運用方針で定めている。
分野別運用方針は、対象職種を追加するため、年1回程度見直すことが想定されている。国交省は、19年度の見直しに備えて専門工事業団体に意向調査を行い、▽とび▽建設塗装(建築・土木)▽配管▽建築大工▽溶接―などの追加に向け、調整を進めている。
いずれも技能実習生を受け入れている職種で、追加が決まれば、技能実習修了者は日本語試験・技能試験に合格しなくても、特定技能1号に移行することが可能になる。
提供:建通新聞社