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2019/06/06

ゼネコン40社 18年度決算は増収減益

 建設経済研究所は、2018年度の主要建設会社決算分析をまとめた。大手・準大手・中堅ゼネコン40社の受注高(単体)は前年度比9・2%増の13兆9865億円と直近5年で最も高い水準。一方、営業利益(連結)は全階層で減少し、利益額が4%減、利益率が0・7ポイント減と減益に転じた。
 受注高(単体)は、建築部門が12・2%増の9兆8046億円、土木部門が1・5%増の3兆8479億円といずれも前年度を上回った。建築部門は全階層で増加したものの、土木部門は大手が12・5%減と2年連続で減少した。
 営業利益の合計額は前年度比4%減の1兆1595億円。大手が5・8%減の6662億円、準大手が1・2%減の3423億円、中堅が2・1%減の1510億円となり、いずれも前年度額を下回った。19年度も全階層で減益を予想しており、合計で6・9%減の1兆0795億円としている。
 営業利益率は0・7ポイント減の7・3%で、大手が7・7%(1ポイント減)、準大手が7・3%(0・6ポイント減)、中堅が5・9%(0・3ポイント減)と全階層で低下した。

提供:建通新聞社