厚生労働省は、2018年1月1日〜12月31日までの労働災害発生状況(確定値)を公表した。建設業の死亡者数は309人で、前年に比べて14人(4・3%)減少。死亡者数と休業4日以上の死傷者数の合計は1万5374人で、前年に比べ245人(1・6%)増加した。事故の型別を見ると、死亡、死傷災害ともに「墜落・転落」が最多で、全数に占める割合はそれぞれ44・0%、33・5%となった。
死亡災害は「交通事故(道路)」が大幅に減少したものの、死傷災害では「高温・低温物との接触」「激突され」が大幅に増加した。
建設業の死亡災害は「墜落・転落」(136人)、「交通事故(道路)」(31人)、「はさまれ・巻き込まれ」(30人)、「飛来・落下」(24人)、「崩壊・倒壊」(23人)、「激突され」(18人)―の順に多かった。
一方、死傷事故は「墜落・転落」(5154人)の次に「はさまれ・巻き込まれ」(1731人)が多く、以下は「転倒」(1616人、「飛来・落下」(1432人)、「切れ・こすれ」(1267人)、「激突され」(832人)、「高温・低温物との接触」(340人)―の順だった。
提供:建通新聞社