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2019/04/26

1・9%増の4250万d 18年度のセメント国内販売

 セメント協会(関根福一会長)のまとめによると、2018年度のセメントの国内販売は前年度比1・9%増の4249万9000dで、2年連続の増加となった。堅調な民間設備投資をはじめ、北陸新幹線建設などが需要の伸びを支えた。
 地区別の18年度の販売高は▽北海道191万7488d(前年度比4・8%減)▽東北412万8639d(0・8%減)▽関東一1009万1032d(4・0%増)▽関東二365万8645d(5・6%減)▽北陸226万0578d(22・7%増)▽東海489万6025d(6・8%増)▽近畿550万7460d(1・6%増)▽四国150万6017d(1・9%減)▽中国244万3079d(2・8%減)▽九州509万4032d(2・0%増)▽沖縄99万5640d(5・1%減)―。
 北陸新幹線の建設により、北陸地区は2割を超える伸びとなった。関東一地区では、五輪施設建設の需要はピークを過ぎたものの、横浜市のみなとみらい地区での開発などが増加につながった。東海地区でのプラスの要因は、リニア中央新幹線建設や中部電力の火力発電所増設など。九州地区では、熊本地震の復興事業が需要を増やした。
 18年度の輸出は前年度比12・2%減の1037万1000d。国内と輸出を合わせた販売の合計は1・2%減の5287万d。生産は0・2%減の6023万dだった。
[3月は0・8%減]
 3月単月のセメントの国内販売は前年同月比0・8%減の358万5000dで、3カ月ぶりに前年を下回った。輸出は15・5%減の101万d。国内と輸出を合わせた販売の合計は4・5%減の459万5000d。生産は0・9%減の538万dで、期末在庫は前月比1・9%増の444万6000dになった。

提供:建通新聞社