2019/04/16
本四架橋 経済効果は累計41兆円
本州四国連絡高速道路会社は、瀬戸中央自動車道が1988年に開通してから31年間にわたる、本州四国連絡道路の経済効果額を累計41兆円とする推計を公表した。18年の1年間の経済効果額は約2・4兆円。今後、瀬戸内海地域の地方自治体・経済団体などを通じて整備効果を広くアピールしていく。
本州四国連絡道路(本四架橋)は瀬戸中央自動車道と、98年に全線開通した神戸淡路鳴門自動車道、99年に開通した西瀬戸自動車道で構成している。
本四架橋の部分開通以前(84年)と比べると、本州〜四国間の自動車交通量は17年に約3・4倍の5万6971台(日量)となった。また、自動車貨物の量も約2・5倍の5620万d(年間)へと大幅に増加した。
また、瀬戸中央自動車道では坂出・坂出北インターチェンジ(IC)や早島IC近辺に物流拠点が集積。自転車道を備えた西瀬戸自動車道が人気のサイクリングルートとなるなど、幅広い経済効果をもたらしたと評価した。