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中央ニュース

2019/04/08

特定技能外国人 システムで就労状況確認

 国土交通省は、特定技能外国人の受け入れに伴い「外国人就労監理システム」を開発する。建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録される受け入れ企業と特定技能外国人の情報を取り込み、受け入れ計画と異なる職種・場所で就労させていないか、システム上でチェックする。CCUSを通じて能力評価も受けられるようにし、特定技能外国人が身に付けた技能が評価され、適正な処遇を受けられる環境を整備する。
 特定技能外国人とその受け入れ企業には、CCUSへの登録が義務付けられており、事業者情報、従事する現場の場所、技能者の職種、就労履歴などが登録される。
 特定技能外国人の受け入れでは、受け入れ企業が提出する受け入れ計画への国土交通大臣の認定を経て入国審査が行われる。国交省は、外国人就労監理システムを2020年度に稼働させ、CCUSの登録情報と連動させる。CCUSの登録情報を取り込み、受け入れ企業が受け入れ計画に従って特定技能外国人を就労させているかシステム上で確認する。
 国交省は、同システムを使って、受け入れ計画のオンライン申請も受け付ける。受け入れ企業への巡回訪問を国交省から委託する「適正就労監理機関」もシステムを使って情報を閲覧し、巡回に活用する。
 また、CCUSの登録情報を活用した「建設技能者の能力評価制度」で、国交省は職種別の能力評価基準による技能者のレベル分けを自動化する「レベル判定システム」も19年度中に開発する。このシステムを通じて、CCUSの登録義務がある特定技能外国人の能力評価を行い、技能や経験に応じた適切な処遇を受けられるようにする。

提供:建通新聞社