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中央ニュース

2019/03/29

高齢期の快適な住まいを 国交省が改修GL

 国土交通省は、「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を策定した。高齢期に入った後も、健康で快適に自宅での生活を続ける上で必要な、バリアフリー化や断熱化といった建物改修のポイントをまとめた。今後、地方公共団体や事業者団体と連携し、高齢期に備えた住宅の改修を促進していく。
 ガイドラインの対象は、50歳前後から75歳くらいまでの活動的な中高年層。日常生活に支障のない、比較的若い時期から住宅の改修を促し、その後の長期間にわたって健康・快適に暮らすことができるようにする。
 ガイドラインは、高齢期を迎える居住者が住宅の改修内容などについて専門家・事業者と相談する際、参考資料として活用することを想定している。
 ガイドラインでは、高齢期に快適に暮らすための配慮事項として▽温熱環境▽外出のしやすさ▽トイレ・浴室の利用しやすさ▽日常生活空間の合理化▽主要動線上のバリアフリー▽設備の導入・更新▽光・音・におい・湿度▽余剰空間の活用―を挙げた。
 特に重要な項目として、温熱環境では、開口部など住宅の断熱性向上や、暖冷房設備の適切な設置を求めている。
 また、トイレ・浴室については、寝室からの動線の改善や、温熱・バリアフリー環境の確保が必要だとしている。

提供:建通新聞社