国土交通省は、2018年に発生した土砂災害が3459件(確定値)となり、1982年の集計開始以降で最多となったと発表した。これまで過去最多だった04年の2537件を大幅に上回る数字。西日本豪雨などで広島県内の発生件数が1243件に上り、一つの都道府県の発生件数の最大値を記録した。
西日本豪雨と北海道胆振東部地震で多数の土砂災害が発生し、発生件数は平均発生件数(1015件)と比べ3・4倍に上った。死者・行方不明者は集計開始以降3番目に多い161人。
都道府県別で発生件数が最も多かったのは広島県の1243件で、愛媛県の419件、北海道の237件、山口県の193件、高知県の171件が続いた。
提供:建通新聞社