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2019/03/26

【地方建設専門紙の会】そこが知りたい 建設キャリアアップシステム(第13回)

そこが知りたい 建設キャリアアップシステム
第13回 現場運用に向けた準備

■□■ 元請けがカードリーダー準備 ■□■

 そこが知りたい 建設キャリアアップシステム(13回目)_1建設キャリアアップシステムを現場で運用し、技能者の就業履歴を蓄積するためには、元請事業者が▽インターネット接続環境▽アプリケーションをインストールする機器(パソコン、iPad、iPhone)▽カードリーダー―を用意しなくてはならない。合わせて、技能者と下請事業者に対し、その現場での運用方針を周知することが重要だ。

Q.インターネット環境や機器類を用意すれば就業履歴を蓄積できるのでしょうか?

A.元請事業者は、就業履歴を蓄積するための就業履歴登録アプリ「建レコ」を事前にインストールする必要がある。元請事業者は各現場で、技能者が入場する前に建レコにログインし、就業履歴の登録を開始する。建レコを使い、入退場時刻をシステムに記録させることもできる。

Q.システムに対応したカードリーダーにはどのようなものがありますか?

A.現時点で対応可能なカードリーダーは「Dragon_CC」(サーランド・アイエヌイー製)と「BNR01NF」(トッパン・フォームズ製)の2機種。今春以降、対応製品は順次追加する予定でいる。カードリーダーなどの機器の盗難を防止するため、セキュリティワイヤーロックや収納ボックスの使用を推奨している。

Qインターネット環境を用意できない現場はどのように対応すればよいのでしょうか?

A.インターネット環境に不具合があったり、技能者が建設キャリアアップカードを忘れたケースでは、システムにその日の作業内容などを直接入力し、元請事業者の承認を得れば、正式な就業履歴として蓄積できる。ただ、カードリーダーで読み取った就業履歴と直接入力した就業履歴はシステム上で識別される。