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2019/03/12

【地方建設専門紙の会】そこが知りたい 建設キャリアアップシステム(第11回)

そこが知りたい 建設キャリアアップシステム
第11回 施工体制の登録@

■□■ 「パターン登録」で作業効率化 ■□■

 施工体制パターンその1_1現場・契約情報の登録後、元請事業者と下請事業者は協力して現場の施工体制情報を登録する。事業者ポータル画面のメニューで直近上位事業者が登録を要請し、下位事業者が承認すると施工体制登録が完了する。施工体制の登録後に作業員名簿を登録し、現場に入場する技能者の立場(班長、職長など)や作業内容を登録する。

Q.施工体制の中に事業者登録をしていない事業者がいる場合の対応は?

A.システムに事業者登録をしていない事業者を施工体制に登録することはできない。このため、上位事業者が1社でも登録していないと、下位事業者はシステムに事業者登録していても施工体制を登録できず、所属する技能者の就業履歴を正確に蓄積することができなくなる。下位事業者がシステムに未登録の場合は直近上位事業者が下位事業者を施工体制に登録できるが、その場合でも作業員名簿は登録できない。

Q.施工体制の登録作業を効率化する方法はありますか?

 上位事業者と下位事業者の間であらかじめ合意すれば、上位事業者が代理手続きによって施工体制のパターンを登録できる。いったん登録したパターンは複数の現場に適用できるため、その後の施工体制の登録作業を簡易に行うことができる。代理手続き登録には「直近上位事業者による代理手続き登録(複数現場適用、2社間)」=下図参照=がある。

Q.代理手続きの有効期限は?

A.合意から1年。取り消しがなければ自動更新される。「施工体制パターン」は、代理手続きを行う上位事業者の「施工体制パターンリスト」に1000件まで登録することができる。