2018年度2級土木施工管理技術検定の「学科のみ試験」の受験者数と合格者数が過去最多となった。2級土木では、年2回化の効果で17年度も学科のみ試験の受験者・合格者数が過去最多となっていたが、18年度は前年度の受験者数を27・0%、合格者数を19・6%、それぞれ上回り、過去最多を更新した。
全国建設研修センターが1月10日に発表する18年度後期の学科のみ試験の受験者数は7999人、合格者数は4698人。受験資格として実務経験を求めない学科のみ試験は高校生の受験者が多く、今回も受験者全体の66・3%を占める5304人が高校在学中の受験者だった。
6月に行われた前期試験の受験者・合格者との合計では、受験者数が1万5746人(前年度比27・0%増)、合格者数が8592人(19・6%増)となった。2級土木の学科試験は、17年度から前期・後期の年2回実施しており、若年層を中心に受験者数が増加。2年連続で過去最多を記録したことになる。
後期試験では、高校在学中の受験者の顕彰制度の申請時期に配慮し、17年度から学科のみ試験の合格者を前倒しで発表している。学科・実地試験の受験者については2月5日に合格者を発表する。
提供:建通新聞社