国土交通省は、建設業で働く技術者や技能者のやりがい向上などにつなげる「誇り・魅力・やりがいプロジェクト」を立ち上げる。直轄事業では、技術者・技能者の氏名を記載した工事銘板を現場に設置したり、技術者としての思いや建設業の魅力を紹介する「技術者スピリッツ」などを行っている。11月に検討委員会を発足し、こうした取り組みの強化を話し合う。
i−Constructionは、ICT技術などの先端技術を導入して建設現場の生産性を高め、魅力ある建設現場を創出することが目的。プロジェクトは、こうした魅力を社会に発信するとともに、現場に従事する技術者・技能者のやりがいを高めるために立ち上げる。
検討委員会には、i−Construction推進コンソーシアム企画委員会の委員、有識者、建設業団体、教育機関などが参加する。
大臣官房官庁営繕部では、優良工事表彰を受けた工事の受注者を対象に、現場に携わった技術者・技能者の氏名を記載した工事銘板を現場に設置。技術者・技能者の功績を顕彰している。関東地方整備局では、直轄工事に携わった技術者の思いや努力を紹介する「技術者スピリッツ」なども進めている。
検討委員会では、こうした広報活動の拡充について話し合うとともに、新たな取り組みについても有識者らに意見を聞く。
提供:建通新聞社