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2018/09/12

北海道の地盤データ公開 国土地盤情報C

 国土交通省から地盤データベースの運営を委託されている国土地盤情報センター(岩崎公俊理事長)は、「北海道胆振東部地震」の発生を受けて、被害の拡大防止とライフライン・インフラなどの早期復旧に役立ててもらおうと、北海道地域の地盤情報(ボーリング柱状図)を閲覧できる緊急公開サイトを開設し、一般公開を開始した。
 公開データには、全国地質調査業協会連合会(全地連、成田賢会長)が総務省から「平成24年度情報流通連携基盤の地盤情報における実証」を受託し、履行した際に収集した北海道内のボーリング柱状図とともに、地盤工学会北海道支部と北海道地質調査業協会の了解を得て、同支部が有償で発行している「北海道地盤情報データベース Ver.2003」と、同協会が独自に収集整理したデータベースも加えた。
 国土交通省のボーリングデータは、土木研究所と港湾技術研究所から一般公開されている「国土地盤情報検索サイト(KunuJiban)」のデータと同じものだが、メタデータ(情報窓)には、利用者が知りたい地盤情報を特定しやすいように、緯度・経度情報から国土交通省のジオコード表を使用して推定した住所も記載した。
 地質図は産業技術総合研究所(産総研)が作成している20万分の1日本シームレス地質図)を利用。背景図は「国土地理院の地理院タイル」「Google Mapsの道路地図」と「Google Mapsの複合地図(衛星写真+道路地図)」から選択でき、国土地理院のウェブサイトから直接引用した色別標高図(凡例) と国土画像情報も確認できる。

提供:建通新聞社