総務省は、「女性活躍の推進に関する企業の取り組みと効果」に関するアンケート調査の結果をまとめた。建設業の「女性採用者の割合」は、2016年度に16・4%だった大企業が17年度は17・5%に、16・9%だった中小企業が24・2%にそれぞれ増えた。建設業の大企業の「管理職に占める女性労働者の割合(女性管理職比率)」は、16年度より0.2%増えて3・1%となり、中小企業も0・2%増えて4・1%となった。
一方、建設業の「平均勤続勤務年数の男女差」は、大企業では16年度の3・13年から17年度は3・44年に拡大。中小企業も2・93年から3・04年に広がった。
また、建設業の「一月当たりの平均残業時間(正社員)」は、大企業が16年度の28・8時間から17年度は27・9時間に減少。中小企業も24・6時間から24・5時間に微減した。
この調査は、常用雇用者が101人以上300人以下の企業8000社と、301人以上の企業5000社を対象に2018年5月1日〜25日まで、郵便とインターネットを使って行った。101人以上300人以下の企業の回収企業数は1610、有効回答は1296だった。301人以上の企業の回収企業数は884、有効回答企業数も884。
提供:建通新聞社