国土交通省は、中古住宅とリフォーム市場の発展に向けて、「住宅ストック維持・向上促進事業」への提案の二次募集を開始した。工務店や建築士、金融機関などが連携した協議会による、良質な住宅ストックの整備から、維持管理、評価・流通の仕組みづくりまでの一体的な取り組みを支援する。募集の締め切りは9月14日。
良質な中古住宅のストックが適正に評価されないと、維持管理やリフォームを行う動機付けが働きにくい。同省は今回の支援事業で、長期優良住宅や住宅性能表示、瑕疵保険といった仕組みを活用した取り組みを支援し、良質な住宅ストックを評価する市場づくりにつなげたい考えだ。
支援対象は、工務店や建築士、宅建業者、検査・履歴業者、金融機関などが連携した協議会を想定。事業の開発・普及に必要な費用として、1事業につき上限2000万円を補助する。また、事業の試行費として1戸につき上限100万円を補助する。
応募書類は住宅瑕疵担保責任保険協会のホームページに掲載している。
提供:建通新聞社