国土交通省、農林水産省、環境省は、2017年度末時点の全国の汚水処理人口普及率が前年度比0・5%増の90・9%になったと発表した。汚水処理施設(下水道、農業集落排水施設、浄化槽など)のうち、下水道の普及率は78・8%、処理人口が1億0031万人となり、初めて1億人を突破した。
全国の汚水処理施設の処理人口は1億1571万人で、総人口に対する割合で見た普及率は90・9%。約1200万人が汚水処理施設を利用できない状況にあり、特に人口5万人未満の市町村の普及率は79・4%にとどまっている。
都道府県別の下水道普及状況を見ると、普及率は東京都(99・8%)、兵庫県(98・8%)、滋賀県(98・7%)の順に高い。普及率が最も低いのは徳島県の60・4%で、和歌山県の63・6%、高知県の72・5%が続いている。
提供:建通新聞社