国土交通省は7月20日、建設分野の生産性を高める取り組みを表彰する「i−Construction大賞」の公募を開始した。民間の発注機関から受注した工事・業務で、2017年度に実施した取り組みを対象に、元請け・下請け企業から応募を受け付ける。応募の締め切りは9月28日。国交省や地方自治体が発注した公共事業については、同日付で各地方整備局に大賞候補の受注者を推薦するよう指示した。
i−Construction大賞は、建設現場の生産性向上に取り組んだ直轄工事の受注者を対象に17年度に創設。初年度は10社・2JVが受賞し、このうち砂子組(北海道)とカナツ技建工業(島根県)が大臣賞に選ばれた。
18年度は、直轄工事に限らず、全ての建設現場に対象を拡大。このうち民間工事・業務での取り組みを対象に自薦を募る。応募要件は、i−Construction推進コンソーシアムの会員企業であること。取り組みの概要や効果を文書か動画で提出することを求めている。
一方、公共事業では、直轄の工事・業務、自治体など他の発注機関の工事・業務を受注した元請け企業が対象となる。各地整は、発注工事・業務を受注した元請けを推薦する他、地域発注者協議会を通じて自治体などの発注機関からの推薦も募る。各地整で最大5件程度を推薦する
民間の工事・業務の公募に関する問い合わせ先は、大臣官房技術調査課i−Construction推進コンソーシアム事務局 電話03(5253)8125。
提供:建通新聞社