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　東日本と中日本、西日本の３高速道路会社は７月１日付で土木工事積算基準を改訂し、「現場環境改善費」を新設した。周辺住民の生活環境への配慮や建設事業の広報活動、現場労働者の作業環境の改善などに充てることができる。
　同様の経費は、国土交通省が２０１７年に、それまでの「イメージアップ経費」から名称を変更した「現場環境改善費」として導入している。ただ、高速道路会社では「イメージアップ経費」に当たるものがなかったため、経費自体を新設した。
　この他、土木工事積算基準の改訂では、暫定供用区間での正面衝突防止策として新たに導入されたワイヤロープ工について、施工歩掛を新規に制定。一般管理費の算出に用いる率の見直しなども行った。
　また、調査など積算基準の改訂では、スマートインターチェンジの設計歩掛かりを新規に設けた。

提供:建通新聞社