石井啓一国土交通相は6月19日の会見で、大阪府北部で発生した地震で同府高槻市の小学校のブロック塀が倒壊したことについて「現場の映像では基準に適合していない可能性が極めて高い」との見解を示した。文部科学省と連携し、小中学校のブロック塀の安全点検を実施する考えも示した。
建築基準法では、ブロック塀の構造に応じた高さ・控え壁・鉄筋の補強などの基準を定めている。石井国交相は、大阪府高槻市の事案の原因を把握した上で「所有者である同市に対し、特定行政庁を通じて必要な注意喚起を行う」とも述べた。
提供:建通新聞社