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2018/05/07

大手建設会社 常時従業者4年連続増

 国土交通省がまとめた2017年度建設業活動実態調査(17年10月1日時点)によると、大手建設会社53社(総合工事業33社、設備工事業20社)の常時従業者数は前年度比1・4%増の16万8689人となり、4年連続で増加した。国内売上高が0・5%増の14兆7017億円と6年連続の増加となったことを背景に、設備投資額も49・3%増の1844億円と大幅に伸びた。
 常時従業者数は、総合工事業が1・1%増の10万8944人、設備工事業が1・9%増の5万9745人といずれも増加した。職種別では「事務職」「技能職」「その他」が前年度を下回ったが、全従業者に占める割合が最も大きい「技術職」が2・4%増となり、前年度を上回った。
 男女別では、男性が1%増の14万9777人であるのに対し、女性が4・4%増の1万8912人と高い伸びを示した。派遣従業者数は11・6%増の2万2635人と大幅に増加している。
 国内売上高の内訳は、土木建築工事が0・01%減の11兆0742億円、設備工事業が2・2%減の2兆9489億円、建設関連業が4・3%減の1244億円となり、それぞれ前年度を下回ったものの、その他の事業(不動産業、設備機器の製造・販売、建設資材の製造・販売など)は36・4%増の5542億円と好調だった。
 設備投資額1844億円の主な分野別の内訳は、研究所が124億円(205%増)、資機材センターが193億円(220・8%増)、社屋や機械設備などその他の設備投資が1526億円(34・5%増)。

提供:建通新聞社