政府は4月27日、カジノをを含めた統合型リゾート(IR)について、3件を上限に整備計画を認定することなどを盛り込んだ特定複合観光施設区域整備法案を閣議決定した。
IRは、カジノ施設の他に▽国際会議場▽展示場▽観光の魅力増進施設▽送客機能▽宿泊施設―などで構成。民間事業者により一体的に設置・運営する。
同法案は、IRの設置に必要な手続きなどを定めるもの。具体的には、まず国土交通大臣が基本方針を作成する。その上で、都道府県または政令市が民間事業者と共同で区域整備計画を作成・申請、国交大臣が認定する。認定の申請に際し、都道府県では議会での議決と立地市町村の同意、政令市では議会での議決を要件とした。
区域整備計画の認定数の上限については、最初の認定から7年後に必要に応じて見直すことができるとした。
この他、カジノ事業を行うにはカジノ管理委員会で有効期間3年の免許を取得する必要があることなどを規定。カジノ施設の面積制限は政令などで定めるとした。
公布日から3年以内に施行する。
提供:建通新聞社