国土交通省、建設業振興基金、建設業団体などでつくる「建設キャリアアップシステム運営協議会」は3月30日、システムへの郵送での登録申請を5月上旬から受け付けることを決めた。インターネットでの登録申請も5月下旬から受け付ける。技能者・事業者の早期申請を促すため、利用料金の割引措置も行う。9月までにネット申請した技能者は通常2500円の登録料を2000円に減額する他、2018年度末までに登録した事業者は有効期間を最長1年延長する。
システム登録の申請は、2016年度に行った登録基幹技能者特別講習、今年3月に行った若年技能者特別講習の受講者を対象に4月から先行的に受け付ける。
通常の登録申請は4月下旬からホームページから申請書を取り寄せられるようにし、技能者・事業者のいずれも郵送申請を5月上旬、インターネット申請を5月下旬から受け付ける。5月下旬からは技能者に建設キャリアアップカードの配布も開始する。6月以降、都道府県建設業協会などに受付窓口を設置し、対面での申請も受け付ける。
初年度の登録目標は、技能者100万人・事業者13万社で、技能者・事業者に早期申請を促す料金の割引措置も行う。9月までにネットで登録申請した技能者は、登録料2500円を2000円に減額する。さらに、18年度末までに登録した技能者には有効期間(10年)を最長1年延長する特例措置も設ける。
60歳以上の技能者には、さらに手厚い割引措置を講じる。登録・更新時に60歳以上であれば、カードの有効期間を15年に延長する他、2023年3月までにネットで登録申請すると技能者登録料を2000円に減額する。
事業者に対しては、システム利用に必要な管理者ID利用料(1ID2400円)は、今年10月から20年3月まで1ID分を無料とする。18年度中に登録した事業者は登録の有効期間(5年間)を1年間延長する。
提供:建通新聞社