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中央ニュース

2017/11/24

CIM導入ガイドライン 年度末に改定

 国土交通省は、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)モデルの作成手順を記載した「CIM導入ガイドライン案」を2017年度末に改定する。水門設備とトンネル付帯設備にCIMを導入できるようにする。地質・土質調査関係の記述を拡充してボーリングモデルを作成する際の手順なども示す。
 今年3月に策定されたガイドラインは、共通編と各分野編(土工、河川、ダム、橋梁、トンネル)で構成。共通編にはCIMモデルの詳細度、設計段階から後工程に引き継ぐ情報、各分野編には調査・設計段階におけるCIMモデルの作成指針などを記載している。
 17年度末の改定では、設備編を設けて水門設備とトンネル付帯設備のCIMモデルの作成手順を盛り込む。地質・土質調査関係では、ボーリングモデルの形状・表示色・試験結果の表示などを整理し、統一化を図る。
 また、鋼橋上部工の工場製作の作業効率を高めるため、設計段階と工場製作段階のCIMモデルの交換標準作成にも着手する。

提供:建通新聞社