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2017/11/13

住友林業と熊谷組 業務・資本提携

 住友林業と熊谷組は9日、業務・資本提携に関する契約を締結したと発表した。長期的なパートナーとして企業価値の向上を目指す。
 住友林業は、不動産開発事業などのグローバル戦略を推進するためにゼネコン機能の必要性を認識し、熊谷組はバイオマス発電など再生可能エネルギー事業や海外事業の強化を中長期戦略として掲げる。両者の方向性が一致したことから株式を相互に取得し、協力体制を構築する。中長期的には両社合算で売上高1500億円、営業利益100億円を見込む。
 相乗効果を狙う事業領域は次の通り。
 ▽木化・緑化(もっか・りょっか)関連建設事業―中大規模木造建築物や木化・緑化関連の新しい市場で地位を確立する。緑化誘導エリアでの再開発に積極的に関与し、洗練された景観を生かしたまちづくりを推進
 ▽再生可能エネルギー事業―バイオマス発電事業で新会社を設立し、総事業費300億円程度の案件を組成する。風力発電など再生可能エネルギー事業全般でも連携
 ▽海外事業―ベトナム、ミャンマーなどの地域を中心に、住宅や都市開発など幅広い分野で協働
 ▽周辺事業領域―介護福祉事業を拡大する。台湾の他、アジア地域を中心にヘルスケア施設事業分野で協働し、住友林業の木材・建材調達力を熊谷組の現場で活用
 ▽共同研究開発―木造と鉄骨造・鉄筋コンクリート造のハイブリッド構造など新工法や部材の開発、ロボディクス分野などの研究開発

提供:建通新聞社