国土交通省はきょう11月1日、働き方改革に取り組む受発注者向けに「建設現場の週休2日応援サイト」を開設する。直轄工事で進めている適正に工期を設定するための施策を掲載しており、4月に原則として全直轄工事に導入した「工期設定支援システム」は、無料でダウンロードできるようにする。合わせて、週休2日の関連情報を双方向で発信するフェイスブックページも立ち上げる。 応援サイトには、国交省ホームページ内にある大臣官房技術調査課(http://www.mlit.go.jp/tec/index.html)のページからアクセスできる。
同省は、適正な工期設定を通じて直轄工事の建設現場で週休2日の確保に取り組んでいる。応援サイトで関連情報を発信し、公共・民間問わずに建設現場にこうした取り組みを浸透させる。
具体的には、週休2日に対応した適正工期を設定するための▽工期設定支援システム▽間接工事費の補正▽工事着手準備期間・後片付け期間の見直し―を紹介。このうち、工期設定支援システムは、これまでも希望者にCD−ROMで配布していたが、受発注者が自由にサイトからダウンロードできるようにする。
応援サイトには、都道府県・政令市の発注工事での取り組みや週休2日対応工事の発注件数なども掲載。今後、地域発注者協議会に参加する市町村にも情報掲載を働き掛ける。
提供:建通新聞社